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負傷者続出のU―23またも…主力DF奈良が左足骨折 リオ五輪出場絶望 

[ 2016年5月14日 22:05 ]

前半で負傷退場となりタンカで運ばれる川崎F・奈良

明治安田生命J1第1S第12節最終日 川崎F3―1神戸

(5月14日 等々力)
 J1川崎FのU―23日本代表DF奈良竜樹(22)が左脛骨骨折で復帰まで4カ月を要することが分かった。クラブが14日、発表した。これにより、8月に行われるリオデジャネイロ五輪出場は絶望となった。

 奈良は14日にホームの等々力陸上競技場で行われた明治安田生命J1リーグ第1ステージ第12節・神戸戦に先発したが、相手MF増山朝陽(19)と競り合った際に左足を痛め、前半終了間際の47分に交代。負傷後は歩くことができずに担架でロッカールームへ運ばれ、試合終了後に川崎市内の病院で精密検査を受けていた。

 J2札幌の下部組織出身で、昨季はJ1のFC東京に期限付き移籍してプレーした奈良は今季から川崎Fへ完全移籍。今季はここまで全12試合で先発していた。

 8月のリオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表でも常連で、熊本地震の復興支援チャリティーマッチを兼ねて5月11日に行われたガーナA代表との国際親善試合(ベアスタ)にも先発出場。21日にパラグアイとの初戦を迎えるトゥーロン国際大会(18日開幕、フランス)でも代表メンバー20人に選出されていた。

 手倉森誠監督(48)率いるU―23日本代表は今年に入ってから主力に負傷者が続出している。2月にDF室屋成(FC東京)が左第5中足骨を骨折し、3月にはFW鈴木武蔵とDF松原健(ともに新潟)が負傷し、ともに全治3カ月と診断。1月に行われたリオデジャネイロ五輪アジア最終予選で活躍し、6大会連続の出場権獲得に大きく貢献した背番号10のMF中島翔哉(FC東京)も4月に右膝内側側副靭帯損傷で全治5~6週間と診断され、ガーナ戦、トゥーロン国際大会ともにメンバーから外れている。

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2016年5月14日のニュース