橋本　リオへ“一発回答”初招集Ｕ―２３候補合宿で存在感

練習後、Ｕ―２３日本代表の手倉森監督（左）と話をする橋本

　リオデジャネイロ五輪に出場するＵ―２３日本代表の候補合宿２日目が１２日、静岡市内で行われた。初招集のＭＦ橋本拳人（２２＝ＦＣ東京）がミニゲームで唯一、得点を挙げ、生き残りへアピールした。

　ハーフコートで行われた“初実戦”で存在感を見せた。ＭＦ三竿とダブルボランチを組んだ橋本はゴール前で左ＭＦ金森の落としを左足で流し込んだ。約２０分の紅白戦で結果を残し「トラップしてすぐに打つイメージはあった」と胸を張った。

　これまで年代別代表では１２年のＵ―１９アジア選手権でメンバー入りするなど、日の丸を背負ってきたが、手倉森ジャパンでは初招集。３月のポルトガル遠征では追加招集の可能性もあったが、指揮官が視察に訪れた試合でケガをするなど、不運もあった。

　選ばれなかった期間中もチームメートの日本代表ＤＦ森重からは「焦るな。大丈夫だから」と励まされたという。やっと訪れたチャンス。生き残りへアピールの場となる１３日のＪ２清水戦との練習試合へ向けて「ボール奪取が武器。攻守両面でアピールしたい」と意気込んだ。