クライフ氏訃報　世界に衝撃…ベッケンバウアー氏「兄弟のような存在」

１３年８月、モナコでのＵＥＦＡチャンピオンズリーグの組み合わせ抽選会でユベントスと書かれたカードを引くクライフ氏（ＡＰ）

ヨハン・クライフ氏死去

　突然の訃報に、世界のサッカー界にも衝撃と悲しみが広がった。オランダ協会は公式ツイッターで「この大きな損失に対する言葉が見つからない」と声明。続けて「オランダ史上最も偉大な選手であり、世界でも史上最高の選手の一人だった」と称えた。

　指導者として名声を高めたバルセロナも公式ツイッターで「ヨハン、我々は常にあなたを愛している。安らかにお眠りください」とコメント。クラブのバルトメウ会長も「選手として指導者として、我々のクラブの歴史を変えた。ヨハン、ありがとう」と永遠の別れを惜しんだ。

　同じ時代にプレーした元選手や、現役選手にも悲しみが広がっている。１９７４年のＷ杯決勝で相まみえた元西ドイツ代表主将のベッケンバウアー氏は「ショックを受けている。私にとって彼はとても仲のいい友人だっただけでなく、兄弟のような存在だった」とツイート。２人が写った写真も添えて死を悼んだ。

　元イングランド代表のリネカー氏は「サッカー界は歴史上で誰よりも美しいサッカーをつくった男を失ってしまった」、現役選手からもスペイン代表のセルヒオ・ラモス（Ｒマドリード）が「時代の先を行く選手でありコーチだった」とつぶやき、その偉大さを表現した。