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ゴール前の冷静さとうまさ プレミア経験生きた岡崎…城彰二の視点

[ 2016年3月25日 11:40 ]

<日本・アフガニスタン>16年第1号!!前半43分、岡崎が先制ゴール
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W杯アジア2次予選E組 日本5―0アフガニスタン

(3月24日 埼玉ス)
 岡崎が真のエースであることを証明した。最終的には5点差がついたが、前半のうちに先制したことが大きかった。あの1点で相手のモチベーションが低くなり、大量得点につながった。

 先制ゴールにはイングランドでの経験が生かされていた。相手選手2人に挟まれた狭いスペースで清武からのパスを受けて素早く切り返して流れるようにシュートに持ち込んだ。これまではがむしゃらさ、ガッツで戦ってきた印象があるが、ゴール前での冷静さとうまさが光った。イングランドで大きな選手やパワーのある選手と戦っているから相手がどのタイミングで、どう寄せてくるか、冷静に見て判断できるのだと思う。

 この試合では金崎と先発2トップを組んだ。金崎が中央にいて、岡崎はバランスを取りながら動き回った。レスターでのプレーと同じようなスタイルだったのでやりやすさもあったと思う。

 守りを固める相手からどう点を取るかはW杯予選を通じた課題だ。あれだけ相手が引いていても打開して得点できるストライカーがいることは最終予選に向けて心強い。岡崎が結果を残したことがこの試合の一番の収穫だと思う。(元日本代表FW)

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2016年3月25日のニュース