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高いレベル相手に「ひし形」でどう点を取るかが課題…中田浩二の視点

[ 2016年3月25日 12:15 ]

<日本・アフガニスタン>前半、長谷部(中央)を中心に円陣を組む日本代表イレブン
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W杯アジア2次予選E組 日本5―0アフガニスタン

(3月24日 埼玉ス)
 監督がやろうとしていたことは、できていた。前への意識があり、相手を押しこんでいたし、ゴールも奪えていた。攻守の切り替えも速く、サイドから崩す攻撃もできていた。

 中盤をひし形にして柏木と原口をサイドに配置したのはサイドに起点をつくり、2トップとトップ下の清武で点を取ろうという意図。攻撃のバリエーションを増やす狙いもよく見えた。しかし、前半は単純にクロスを上げるばかりで、決定機にはならなかった。後半のようにドリブルで仕掛けたり、相手の間でパスを受けないと得点には結びつかない。最終予選でレベルの高い相手と対戦することを想定すると、ここは課題だろう。

 攻撃の軸の本田を使わなかったが、2トップと清武、原口らの距離感はよく、スピード感もあった。このサッカーなら本田を使う位置が難しいが、効果的なオプションになることは間違いない。新戦力のハーフナーも高さという特長を出していたし、金崎もゴールへの姿勢は出ていた。競争も激しくなり、いい態勢ができたと思う。(元日本代表DF)

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2016年3月25日のニュース