広島の１０番背負う浅野「ジャガーポーズ」再び

ＦＷ浅野は家族にジャガーポーズを見せる勢いだ

富士セロックス・スーパー杯 広島―Ｇ大阪

（2月20日 日産ス）
　広島は“切り札”浅野で今季初タイトルを奪取する。１９日、横浜市内で１時間３０分の最終調整。今季から１０番を背負うＵ―２３代表ＦＷ浅野は居残りシュート練習でも好シュートを連発し「あすは家族も見に来る。ジャガーポーズができれば良い」とリオ五輪アジア最終予選決勝・韓国戦で見せたゴールパフォーマンスの再現をイメージした。

　ゼロックス杯は３戦３勝のチームだけではなく、浅野個人としても縁起のいい大会だ。１４年２月２２日。後半１４分から出場すると、同２１分に縦パスに抜け出して右足でプロ初得点を挙げた。「そのシーズンは結局リーグ戦で無得点だった」と話したものの「大きな自信、手応えをつかんだ１戦」とプロの世界で戦っていくキッカケとなった。Ｇ大阪戦は途中出場が濃厚ながら「結果を出して今後につなげていきたい」と従来通りスーパーサブとしての役割に徹する。

　アジア最終予選後、より本大会行きのメンバー入りの欲望が強くなったという。「あすの試合からアピールしていく」。狙うはチームをタイトルに導くゴールだけだ。