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ハリルJ初の欧州勢と腕試し!6月キリン杯は実力国ぞろい3カ国

[ 2016年1月26日 05:30 ]

日本代表のハリルホジッチ監督

 日本サッカー協会は25日、5年ぶりに開催される6月のキリン杯にボスニア・ヘルツェゴビナ(FIFAランク22位)、ブルガリア(同72位)、デンマーク(同42位)が参加すると発表した。日本(同53位)を含めた4カ国によるトーナメント方式で、組み合わせは未定。3日に愛知・豊田スタジアムで準決勝、7日に大阪・市立吹田スタジアムで決勝と3位決定戦を行う。

 ハリルジャパン発足後初の欧州勢との対戦となるキリン杯はタイプの違う実力国がそろった。ボスニア・ヘルツェゴビナは14年ブラジル大会でW杯初出場を果たした強豪。同国代表最多得点記録の75試合45得点を誇るFWジェコ(ローマ)ら個々の能力は高い。日本代表のハリルホジッチ監督の母国でもある。

 ブルガリアは技術とフィジカルを兼ね備え、日本は過去1分け4敗と勝利したことがない。デンマークはFWベントナー(ボルフスブルク)を軸に空中戦に強さを誇る。日本は10年W杯南アフリカ大会で対戦し、本田、遠藤の直接FK弾などで3―1で快勝したが、本来は苦手とするタイプの相手だ。

 今年はW杯アジア2次予選、最終予選を控えるため、アジア以外の国との対戦はキリン杯のみ。ハリルホジッチ監督は世界的な強豪との対戦を熱望していた。日程の関係で欧州選手権出場国を呼べない中、オランダにもオファーを出したが、実現せず。それでも欧州選手権予選でプレーオフに進出したボスニア・ヘルツェゴビナ、デンマークを迎える上々のマッチメークに成功した。

 欧州で休暇中の指揮官は「さまざまなタイプのチームがそろいました。ボスニア・ヘルツェゴビナは個人の質が高く、チームのレベルも高い。デンマークはスカンジナビアを代表するチーム。ロングボールと空中戦にたける。ブルガリアはテクニックとフィジカルを融合させている。4チームで質の高い大会になると思う」とコメント。日本のレベルを知る絶好の機会になりそうだ。

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2016年1月26日のニュース