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東京V4年ぶり5連勝!自動昇格圏2位・磐田へ勝ち点2差に迫る

[ 2015年8月8日 21:46 ]

J2第28節 東京V6―1横浜FC

(8月8日 ニッパツ )
 東京Vが今季最多の6得点を挙げて横浜FCに大勝し、2011年7月以来4年ぶりとなる5連勝をマーク。順位は3年ぶりにジャンプアップした前節の3位から変わらなかったものの、2位・磐田が京都と引き分けたため勝ち点差を「2」に縮めJ1への自動昇格圏内入りへ“王手”をかけた。

 ユース出身者8人が先発に名を連ね、そのユース出身者であるFW高木大輔(19)、MF南秀仁(22)、DF安在和樹(21)がそれぞれ2得点ずつ。高木大は自身初の3試合連続ゴールで、この5連勝中5得点の荒稼ぎとなった。

 現在はJ1浦和でプレーする長男のFW高木俊幸(23)と、J1清水からの期限付き移籍で4年ぶりに復帰した次男のMF高木善朗(22)が10年9月12日に初の兄弟アベック弾を決めたのが、ここニッパツ三ツ沢球技場。5年の時を経て今度は末っ子の三男が輝いた。

 シーズン当初はサイドバックで試合に出ていた高木大は「自分がFWで出てから5連勝。出来過ぎというか、自分も点を取り過ぎ。自分でも何がいいのか分からない」と笑いながらも「サイドバックをやってて嫌なプレーは、頭を越されてキープされること。攻撃にいきたい中で裏を取られてしんどかったので勉強にはなった」とサイドバックでプレーしたことが今に生きているとし、兄の加入が刺激になっている。

 ハーフタイムに「自分たちは0―3を逆転したことがある。そうされないように残る45分も戦い続けよう」と4月11日の岐阜戦を引き合いにゲキを飛ばした冨樫剛一監督(44)は試合後、「こんないい雰囲気を作ってもらってやるっきゃないでしょう!」とアウェーのゴール裏を緑に染めてくれたサポーターにまず感謝。

 それでも浮かれることなく、8年ぶりの昇格への手応えを聞かれると「まだすごく遠い。ゴールは見えないです。まだ第4コーナーも曲がっていない。ここからアゴが上がらないように頑張ります」。厳しさを見せつつ、会心の笑みを見せた。

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2015年8月8日のニュース