稲本、札幌入団会見ファンに公開　1・17札幌ファクトリー有力

札幌への入団が決まった稲本

　Ｊ２札幌は２０日、川崎Ｆから元日本代表ＭＦ稲本潤一（３５）を獲得したと発表した。契約年数は２年。稲本はクラブを通じて「自分の持っているものを全て出し、コンサドーレ札幌のＪ１昇格に貢献したい」とコメントした。

　注目の入団会見は当初、クリスマスイブの２４日にも計画していたがスケジュールの調整がつかず断念。その中で稲本のニックネームでもある「イナ」に引っかけて、来年１月１７日が最有力となった。直接入団交渉にも当たった野々村芳和社長（４２）は会見をファン公開型で行うことも決めた。今年６月には小野が札幌のシンボル「さっぽろテレビ塔」でファン公開形式で入団会見を行ったところ好評。今回はサッポロファクトリーで行うことが濃厚だ。

　当初は札幌のシンボルでもある「クラーク博士の像の前」なども候補に挙がったが、安全面を考慮。野々村社長が「多くの人に見てもらえる場所で」と話している通り、より多くの人が見ることができる屋内での会見となった。小野に続く大物の入団。もうすぐ稲本が、北海道に降り立つ。