甲府　小倉ヘッドコーチが退任へ　Ｊ１残留を置き土産に今季限りで

　Ｊ１甲府は１日、小倉勉ヘッドコーチ（４８）が今季限りで退任すると発表した。

　オシムジャパンや岡田ジャパンで日本代表コーチを務め、昨年はＪ１大宮で監督も務めた小倉コーチは、Ｕ―１７日本代表コーチを務めた時の指揮官だった城福浩監督（５３）に請われる形で今季ヘッドコーチに就任していた。城福監督もすでに今季限りでの退任を発表している。

　小倉コーチはクラブを通じ、「この度、ヴァンフォーレ甲府を契約満了に伴い退団することになりました。素晴らしいサポーターと監督・スタッフ・選手に恵まれて、充実したシーズンを過ごせました。ヴァンフォーレ甲府に関わる全ての人達の願いであったＪ１残留という大きな目標を皆で達成できた事は、一番の思い出になりました。ヴァンフォーレ甲府での貴重な体験は、私の今後の指導生活にとってもかけがえのないものになると確信できます。来期のヴァンフォーレ甲府の益々の御活躍と御発展を心より祈り申しあげます。最後になりますが、どんな時も大きな声援でチームの背中を押してくれたヴァンフォーレ甲府サポーター、本当に本当に本当にありがとうございました。皆さんは真の１２番目の選手です」とコメントしている。