Ｖ候補はマンチェスター勢にリバプール、チェルシー、アーセナル

チェルシーに移籍したスペイン代表ＦＷジエゴ・コスタ（ＡＰ）

イングランド・プレミアリーグ１６日開幕

　【展望】優勝候補は、昨季４強のマンチェスターＣ、リバプール、チェルシー、アーセナルと、昨季７位から巻き返しを図るマンチェスターＵを加えた５チームとみられる。

　昨季あと一歩で２４季ぶりのリーグ制覇を逃したリバプールは、昨季得点王の“噛（か）みつき男”ことウルグアイ代表ＦＷスアレスがバルセロナに移籍。７５００万ポンド（約１２８億円）と報じられた移籍金を使い、サウサンプトンからイングランド代表のＦＷランバートとＭＦララナ、クロアチア代表ＤＦロブレンの３選手を獲得するなど大型補強でエースの穴を埋めた。

　昨季３位のチェルシーはスペイン代表のＦＷジエゴ・コスタとＭＦセスク・ファブレガスを獲得して攻撃力アップ。アーセナルはチリ代表ＦＷサンチェス、フランス代表ＤＦドゥビュシーらを補強しておりＷ杯ブラジル大会に出場したスターの活躍が優勝の行方を左右しそうだ。

　≪王者マンＣ盤石≫リーグ連覇を狙うマンチェスターＣは、昨季リーグ最多の１０２得点をマーク。司令塔のコートジボワール代表ＭＦヤヤ・トゥーレが残留して強力攻撃陣は健在で、ポルトからブラジル人ＭＦフェルナンドとフランス代表ＤＦマンガラを獲得して守備面の底上げに成功した。注目は昨季までチェルシーでプレーしたＭＦランパードの加入。ニューヨーク・シティーから１２月までの期限付き移籍で、３６歳のベテランが王者に経験と層の厚さをもたらしそうだ。