甲府　広島破る番狂わせも「まだわれわれの立ち位置は変わらない」

Ｊ１第２３節 甲府２―０広島

（8月28日 中銀スタ）
　１５位甲府が広島を破る番狂わせを演じた。前半８分に柏が味方の競り落としたボールを蹴り込んで先制。これでワントップのパトリック以外が守備に専念できる展開になり、広島に得点を許さなかった。後半７分に見事なミドルシュートを決めて加点した保坂は「負けられない戦いが続く中で結果が出せた」と大きくうなずいた。

　５月以来となるホームでの白星を得たが、次節は残留を争う１７位磐田との対戦を控える。正念場が続く城福監督は「結果が出て少しほっとしたが、まだわれわれの立ち位置は変わらない」と表情を引き締めた。