香川“試練”開幕２戦出番なし…チームはスコアレスドロー

チェルシー戦でベンチ入りしたが、出場機会はなかったマンチェスター・ユナイテッドの香川

プレミアリーグ マンチェスターＵ０－０チェルシー

（8月26日）
　マンチェスター・ユナイテッドの日本代表ＭＦ香川真司（２４）は２６日の本拠地チェルシー戦でも開幕戦に続き出場機会を与えられなかった。４―２―３―１のトップ下にはイングランド代表ＦＷルーニーが今季初先発し、香川は後半途中にアップをしただけ。交代枠は残り１つあったが途中から４―４―２に変更したこともあり、出番はこなかった。

　日本代表の中核が苦しい立場に追い込まれている。開幕から２試合連続で出場なし。宮城で開催された１４日のウルグアイ戦以降、公式戦から遠ざかっている。まだシーズン序盤とはいえ、このままではザックジャパンやＷ杯ブラジル大会への影響も懸念される。

　状態が整っていないルーニーは精彩を欠き、チームはスコアレスドロー。モイーズ監督は「ゴール前で得点につながるクロスボールが入らなかった。３人のＦＷ（ファンペルシー、ルーニー、ウェルベック）を起用したが、チェルシーの守備が堅かった。結果を受け入れて前に進むしかない」と振り返った。次戦は３１日のリバプール戦。今季初出場のチャンスを与えられる可能性もあるが、求められるのは指揮官を納得させる結果だ。