英地元紙が香川に期待！欧州ＣＬレアル戦「キーマン」と報道

冒頭が公開された欧州ＣＬ前日練習で精力的に汗を流すマンチェスター・ユナイテッドのＭＦ香川（中央）

　マンチェスター・ユナイテッドの日本代表ＭＦ香川真司（２３）が、今度は白い巨人にリベンジを果たす。２日のノーリッジ戦でアジア出身選手初のハットトリックを決めた２３歳の次なる標的は、ホームで行われる５日の欧州ＣＬ決勝トーナメント１回戦第２戦のレアル・マドリード戦。冒頭１５分間が公開された４日の前日練習では元気な姿を披露した。その後行われた会見でファーガソン監督は「彼の才能に疑いの余地はない。土曜日の試合（ノーリッジ戦）で見たように、ケガの離脱から調子を上げてきた。ゴール場面での冷静さで、真のトップクラスの選手であることが分かる」と絶賛。起用については言及しなかったが大きな期待を寄せた。

　英国、スペインのメディアも香川に注目。３日付で「香川が（レアル戦の）キーマン」と報じた地元紙ガーディアンは４日付で「香川がレアル戦に出場する可能性が高い」と予想した。一方スペイン紙スポルトは「香川がレアルに警告」との見出しでハットトリックの衝撃を報じた。

　Ｒマドリードは香川にとっても特別な相手だ。第１戦（１―１）の後「レアルは強かった。個人レベルで比較したとき、僕はもっと成長しないといけない。Ｃ・ロナウドを肌で感じることができた。差を見せつけられたからこそ現状を深く受け止めてやんなきゃいけない」と話している。目指すべき壁の高さを再認識させられた。そんな相手だった。

　衝撃のハットトリックは一夜限りの夢だったのか、それとも香川の真の実力だったのか。世界中が注目するビッグマッチは、香川の真価が試される舞台となる。