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早大男子 史上最多12度目V!大宮内定の富山がMVPに

[ 2013年1月7日 06:00 ]

<早大・福岡大>後半31分、早大・富山(右)はゴールを決める

 第61回全日本大学選手権決勝が6日、国立競技場で行われ、男子は早大が3―1で福岡大を下し5大会ぶり、史上最多12回目の優勝を飾った。J1大宮への入団が決まっているFW富山貴光(22)が3点目を決めてMVPに輝いた。

 名刺代わりの強烈な一発だった。2―1の後半31分、早大のFW富山が目の前に転がってきたFKのこぼれ球を左足で強振。「芯に当たった。打った瞬間、入ると思った」。シュートは相手GKが必死に伸ばした手の上を越え急降下。最後はゴールネットに突き刺さった。

 自身のユニホームを脱ぎ、下にもう一枚着ていた背番号4の入ったユニホームを掲げ喜びを爆発。「アイツが一番ピッチに立ちたかったと思う。ピッチ外でも監督といろいろ試行錯誤しながらやっていた。結果をプレゼントしたかった」。MVP、そして試合を決定づける3点目は、昨年11月の関東大学リーグ戦終了後に突如、体調不良に見舞われ、欠場を強いられた主将・畑尾にささげるゴールでもあった。

 卒業後はプロの舞台に戦いの場を移す。既に大宮への入団が内定。(1)開幕スタメン(2)開幕ゴール(3)2桁得点と3つの目標を掲げた富山はさらに「J1優勝、天皇杯のタイトルを獲れるように、日々精進したい」と大宮に初タイトルをもたらすことを誓っていた。

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