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メイド喫茶効果だ!京都橘 仙頭“ご主人様弾”で初の4強

[ 2013年1月6日 06:00 ]

<帝京長岡・京都橘>前半9分、先制ゴールを決め、応援席の生徒とタッチをかわす京都橘の仙頭

全国高校サッカー選手権大会準々決勝 京都橘2-1帝京長岡

(1月5日 ニッパツ)
 京都橘を勢いに乗せたのは、FW仙頭(せんとう)だった。前半9分にFW小屋松のパスを受けると、右足で右隅にゴール。今大会3点目が値千金の先制弾となり「先制点にこだわっていたので、うれしい」と笑顔を見せた。

 元気の源は「アキバ」にあった。前日は午後のオフを利用して、MF吉川と2人で秋葉原を観光。メイド喫茶で「シャカシャカミックスジューちゅ」を注文した。目的は人生経験とネタづくりだったが「癒やされたので(試合への)効果はあったと思う」と屈託のない笑みを浮かべた。

 主将の復帰も国立切符獲得を後押しした。急性胃腸炎で離脱していたDF高林主将が、この試合からベンチ入り。大みそかの午後11時59分におう吐して最悪の年明けを迎えたが、3日夜に隔離状態から解放され、合流。甲高い声と天然ボケが売りの、いじられキャラ。試合前の円陣では「絶対に国立に行くぞ!」という簡単なフレーズをかみ倒し、同僚の緊張をほぐした。

 初の4強入りを果たしたため、8日の始業式には出席せず、関東近郊で調整する。米沢監督は「高校サッカーの聖地でやらせてもらえる。挑戦者として戦いたい」と力を込めた。

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