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なでしこ澤「感動をもう一度」 五輪立候補ファイル提出で出発

[ 2013年1月6日 12:19 ]

スイスに向けて出発する東京五輪招致委の水野正人専務理事(手前)と澤穂希選手

 2020年夏季五輪開催を目指す東京の招致委員会は7日、スイスのローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)本部へ開催計画を説明した「立候補ファイル」を提出する。6日、水野正人専務理事や招致大使を務めるサッカー女子の澤穂希選手(INAC神戸)がファイルを持参し成田空港を出発した。

 澤選手は出発前、「大役を任されてすごく緊張している。ロンドン五輪の感動をもう一度、東京でも味わってほしいので、自分のできることをやっていきたい」と抱負を述べた。パラリンピック競泳の鈴木孝幸選手も同行し、選手中心の大会をアピールする。

 東京は16年五輪招致でも高く評価された「コンパクトな開催計画」を掲げ、水野専務理事は「東京の都市力、運営能力で世界を魅了する五輪になる」と自信を示した。

 立候補ファイルは大会ビジョン、財政、競技会場などIOCからの14項目の質問に答える形で計画を説明し、開催都市選定の重要な要素になる。

 ライバルのイスタンブール(トルコ)とマドリードも7日に提出。開催都市は9月7日のIOC総会(ブエノスアイレス)で決定する。

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2013年1月6日のニュース