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途中出場でV弾アシスト!ハーフナー「今季は面白いかも」

[ 2012年9月3日 06:00 ]

<フィテッセ・フェイエノールト>試合終了間際にボニ(手前)の決勝ゴールをアシストし、笑顔を見せるフィテッセのハーフナー

オランダリーグ第4戦 フィテッセ1―0フェイエノールト

(9月2日)
 フィテッセの日本代表FWハーフナー・マイク(25)が2日、ホームのフェイエノールト戦で決勝ゴールをアシストした。後半36分から途中出場し、同ロスタイムにボニーのゴールをお膳立てし、1―0の勝利に貢献。日本代表として臨む6日の親善試合UAE戦、11日のW杯アジア最終予選イラク戦へ向けて弾みをつけた。DF安田理大(24)はベンチ入りしたが、出番はなかった。

 わずかな時間でハーフナーが結果を出した。0―0の後半36分に投入されると、ロスタイムに右サイドからのFKが左サイドに流れてきた。そのボールを迷わずに左足で折り返すと、ゴール前に走り込んだボニーが左足ヒールで流し込んだ。「強豪相手にアシストできてうれしかった。チームとしても自信がつくし、今季(のフィテッセ)は面白いかもしれない」と不敵な笑みを見せた。

 鬱憤(うっぷん)を晴らした。途中出場が続く状況に、26日のビレム2戦の試合後には「やっぱりスタメンでFWを奪って活躍したいという思いが強い。(香川)真司とか、(本田)圭佑君を見てるとスタメンで出なきゃおかしいし、個人的には悔しいってのがあります」と不満を爆発させた。この日もベンチスタートと状況は変わらなかったが、きっちりアシストをマーク。「短い時間だったがチームのためにプレーできた」と冗舌だった。

 後輩から刺激を受けている。ロンドン五輪代表FW大津がVVVフェンロへの加入が決定。ハーフナーは「(大津)祐樹とはつながりを感じる。自分も頑張らないと」と対戦を心待ちにするとともに、オランダリーグの先輩として負けられない気持ちも強くしている。

 今度は日本代表でレギュラー争いに挑む。きょう3日に日本に帰国し、代表合宿に合流。現時点では6月のW杯アジア最終予選3試合で先発している前田(磐田)が1トップのレギュラー候補の筆頭だが、その座を虎視眈々(たんたん)と狙っている。今季初めてアシストを決めた勢いに乗って、ハーフナーが挑戦状を叩きつける。

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