×

神戸に新星!17歳松村 クラブ最年少得点の記録更新

[ 2012年5月17日 06:00 ]

<神戸・清水>同点ゴールを決めた神戸の松村

ナビスコ杯予選リーググループB 神戸1-2清水

(5月16日 ホームズ)
 神戸に新星が現れた。1点を追う後半19分、途中出場の松村が相手DF2人を鮮やかにかわし、落ち着いて同点ゴールを流し込んだ。神戸ユースに所属し、11日にプロ出場可能な2種登録を終えたばかり。公式戦デビュー戦でピッチに入った2分後に17歳336日で初ゴールを決め、小川の持つクラブ史上最年少得点の記録を更新した。

 小柄ながらドリブルと得点感覚に優れ、2月の鹿児島キャンプに合流してFCソウルとの練習試合で得点も決めた。暫定で指揮を執る安達ヘッドコーチは当時から才能を認めていた1人。だからこそ試合後に辛口の言葉が口をついた。「1点取って当たり前。その後を外したのがお前の課題だ」と話し、同点弾の2分後にGKとの1対1を外した場面を責めた。17歳のMF自身も自らの役割は理解している。「点を取って勝たせられなかったのが悔しいです」と反省しきり。高校生の初々しさが、ナビスコ杯3連敗の現実を忘れさせた。

 ▽松村 亮(まつむら・りょう) 1994年6月15日生まれの17歳。京都府出身。宇治FCから神戸ユースに進み、現在は3年生。U―18プレミアリーグのウエストで現在8得点を挙げて得点王。代表歴はU―17日本代表(11年)1メートル68、58キロ。利き足は右。

続きを表示

2012年5月17日のニュース