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アンリ 寂しいレンタル移籍最終戦 惨敗に無言で去る

[ 2012年2月16日 17:12 ]

<ACミラン4―0アーセナル>試合後、健闘を称えるACミランのFWイブラヒモビッチ(左)とアーセナルのFWアンリ

欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦 アーセナル0―4ACミラン

(2月15日 ミラノ)
 ACミラン(イタリア)に0―4で大敗したアーセナル(イングランド)のクラブ最多得点記録を持つFWアンリは、この試合限りで期限付き移籍期間を終え、米プロリーグMLSのレッドブルズに戻る。

 移籍直後の出場試合となった先月9日のFA杯3回戦リーズ戦では、後半23分から出場すると10分後にペナルティーエリアでパスを受けて決勝弾を決めた。4年半ぶりの復帰戦を、白星で飾る活躍にファンは熱狂した。

 11日のプレミアリーグ、サンダーランド戦では、終了間際に決勝点を挙げて2―1の逆転勝利に貢献した。約6週間で3点を挙げた元フランス代表に、ベンゲル監督は「欧州CLでも何点か取ってくれれば」と期待したが、かなわなかった。

 03年の欧州CLでインテル・ミラノ(イタリア)から3得点した思い出の会場に、0―2の後半開始から登場。21分にはゴール前でMFソングのパスをダイレクトで浮かし、FWファン・ペルシーへ。ACミランを慌てさせる好プレーだったが、ファン・ペルシーのシュートはGKに阻まれた。

 試合後はバルセロナ(スペイン)時代のチームメートだった相手のFWイブラヒモビッチに肩を抱かれ、寂しそうに笑った。「ACミラン戦でもアーセナルを助けたい」と話していたストライカーは問い掛けに応えず、会場を去った。

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