清武ＦＷ起用も！？Ｃ大阪ソアレス新監督が構想

　Ｃ大阪は１日、大阪市内の練習場で始動。グラウンドでの必勝祈願が行われた後、身体測定やランニングを行う選手たちに、セルジオ・ソアレス新監督（４５）も熱視線。すでにチームの試合映像をチェックしている指揮官は、Ｕ－２３日本代表遠征で不在中のＭＦ清武弘嗣（２２）をＦＷ起用する新構想を打ち明けた。

　「昨年の戦い方に継続性を持たせながら、それでも変わる部分もある。４－４－２にして、フラットな中盤の前に清武を置いて自由を与えることも考えている」

　昨季は４－２－３－１を基本として、清武は常に２列目に配置されてきた。だが、ケガもありながら２５試合で７ゴールを挙げた得点能力にブラジル人監督は着目。日本屈指のタレントを、よりゴールに近い２トップの一角として起用する戦術も頭の中で練っていた。

　練習前に行ったミーティングでは、「時には厳しいことも言うだろうが、このクラブはファミリーだ。人材もそろっているし環境も整っている。信じれば絶対にできる」と選手たちに熱い言葉をかけた新指揮官。さまざまなオプションを模索しながら「３・１０」リーグ開幕へと向かっていく。