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ハーフナー古巣相手に決める!!フィテッセが最終視察

[ 2011年11月3日 06:00 ]

前回の横浜戦では不発に終わったハーフナー(左)

J1第31節 甲府―横浜

(11月3日 中銀スタ)
 オランダ1部のフィテッセが、来年1月に獲得を狙う甲府の日本代表FWハーフナー・マイク(24)の最終チェックのため、3日のホーム・横浜戦を視察することが分かった。甲府にとってはJ1残留に向けて絶対に負けられない試合。ハーフナーはチームのJ1残留と移籍アピールのために古巣相手にゴールを決め、直後のW杯アジア3次予選(11日・タジキスタン戦、15日・北朝鮮戦)にも弾みをつける。

 多くの期待を背負い、ハーフナーが古巣・横浜との一戦に臨む。チームのJ1残留に向けて期待されているのが2試合ぶりのゴールだ。前節は清水に0―3で敗れ、再びJ2降格圏に陥落しただけに、「残り4試合はどれも落とせない」ととらえている。横浜戦に向けては「勝ち点1でも3でもとにかく勝ち点を獲ることが重要」と並々ならぬ闘志を燃やしている。

 古巣へのリベンジにも期待がかかる。初対決となった5月21日のアウェー戦は、自身も不発に終わり0―4で大敗した。「チームとして何もできなかった」と振り返るが、その後はゴールを量産。日本代表にも選出され、いまやザックジャパンに欠かせない戦力にまで成長した。ホームでの2度目の対戦に向け「代表に入って変わった部分があるから、そこを出していきたい」とかつてのチームメートに成長した姿を見せるつもりだ。

 甲府関係者によると、この試合には来年1月の移籍市場での獲得を狙うフィテッセのスカウトが視察に訪れる予定という。フィテッセは10月15日のアウェー・C大阪戦に既にスカウトを派遣。今回が2度目の視察となる。スカウト担当のデッド・ファン・レーウウィン氏が最終チェックする予定だが、既に高く評価しており、フィテッセ側の期待は大きい。

 ハーフナーは自分を育ててくれた甲府に恩義を感じているだけに、まずはJ1残留に全力を尽くす構えで、移籍話を封印している。自らのゴールで古巣を撃破し、過酷なアウェー2連戦が待ち受ける日本代表へとつなげる。

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