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清武、絶好調FK決める!!練習で鋭い弾道連発

[ 2011年9月19日 06:00 ]

関塚監督(左端)が見守る中、FKの練習をする清武

U―22日本代表合宿

 U―22日本代表は熊本合宿4日目の18日、熊本市内で約1時間半の練習を行い、セットプレーのキッカーを務めるMF清武弘嗣(21=C大阪)は、FK練習で鋭いシュートを連発。21日のロンドン五輪アジア最終予選マレーシア戦(ベアスタ)では地元・九州での凱旋ゴールを狙う。練習後、チームは熊本合宿を打ち上げ、試合会場のある佐賀県鳥栖市入り。19日は試合会場のベアスタで練習を行う。

 ザックジャパンで3戦3アシストとその実力の高さを証明した清武だが、関塚ジャパンでは得点力でチームをけん引する。この日の練習では約20分間、扇原、水沼とともにFK練習を行い、感触を入念にチェック。鋭いFKを連発し駆け付けた約1000人のファンの歓声を独り占めにした。

 所属するC大阪ではFKキッカーは務めていないが、関塚ジャパンの要として重責を果たしたい気持ちは強い。大分出身の清武にとっては、地元・九州での負けられない試合にもなるだけに「本番でしっかりゴールを決めたい」と短い言葉に闘志を込めた。

 もちろん、その自信もある。合宿直前のACL全北戦で2得点するなど調子は上向き。6月のアジア2次予選クウェート戦(豊田ス)でも1ゴール1アシストと勝負強さを発揮しており、マレーシア戦での得点イメージはできている。

 8月に初招集されたザックジャパンでは長谷部主将の姿に衝撃を受けた。「独特の雰囲気を持っていた。ああいう存在が五輪にもいたらいいなと思う。締めるところは締めるというのを感じた」。A代表で感じたものを関塚ジャパンに還元することも自らの役割と分かっている。FKだけでなく、その存在感でチームをロンドンへと押し上げる。

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2011年9月19日のニュース