“緊急GK”長谷部!奮闘も1対1決められた

[ 2011年9月18日 06:00 ]

<ホッフェンハイム・ボルフスブルク>後半、味方選手の退場でGKを務める長谷部

ブンデスリーガ第6節 ボルフスブルク1-3ホッフェンハイム

(9月17日)
 ボルフスブルクの日本代表MF長谷部誠(27)がGKを務めた。17日の敵地・ホッフェンハイム戦で6試合連続先発出場した長谷部は、3人の交代枠を使い切っていた後半35分に味方GKが退場になったことからゴールを守った。同40分には相手FWとの1対1を止めきれずに失点し、1―3で敗れた。

 スタンドから沸き上がる大歓声の中、長谷部はGKヒッツから受け取った白いGK用ユニホームを緑のユニホームの上から着込んだ。慣れない手つきで両手にキーパーグローブをはめると、ゴールマウスの前に立った。日本人のフィールドプレーヤーとしては欧州の主要リーグで初めてとなる“緊急守護神”だった。

 1―2の後半35分にヒッツが一発退場。3人の交代枠をすべて使い切っていたために、「日本人は規律がしっかりしているから、どこのポジションでもプレーできる」というマガト監督は、長谷部にGKでプレーするように指示した。

 期待に応えるように後半38分には右足のロングフィードを前線にピタリと合わせ、直後にペナルティーエリア内に転がったボールをキャッチするなど冷静な対応を見せた。だが、その2分後には最終ラインの裏に抜け出したフィルミノとの1対1を止められずにダメ押しゴールを奪われた。GKとして約12分間プレーしたが、ロスタイムには左クロスをジャンプしてキャッチするなどスクランブル出場としては及第点のプレーぶりだった。

 長谷部は右サイドバックで先発し、0―2で折り返した後半開始からは右ボランチでプレーしていた。GKを含めて3つのポジションをこなして多彩な才能を発揮したが、残念ながら勝利にはつながらなかった。

 ▼長谷部 誰かが(GKを)やらないといけなかった。ただ自分としては中盤でいいプレーができていたので、ちょっと残念な部分があった。

 ≪Jでは昨季、神戸・都倉賢ら≫Jリーグでの急造GKとしては、05年のFWワシントン(東京V)MF菊地直哉(新潟)、07年ナビスコ杯でDF松田直樹(横浜)、昨季はFW都倉賢(神戸)らが経験。ワシントンは05年5月8日の鹿島戦の後半ロスタイムにGK高木が退場し、代役を志願。直後のPKはポストのはね返りを決められたが、ミドルシュートを捕球するなど奮闘。松田はナビスコ杯準決勝川崎F戦でGK榎本が後半35分に退場し、志願した。約10分間を果敢な飛び出しなどで防いだが、後半ロスタイムに失点した。

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