視線はロンドンへ　佐々木監督「もうワンランク上げたい」

中国から帰国し、出迎えを受ける佐々木監督。手前は沢

なでしこジャパン帰国

　五輪切符を手にして帰国した佐々木監督は選手たちをたたえ、今後の目標などを語った。

　―苦しい戦いを乗り越え五輪行きを決めた。

　「厳しい日程の中で選手たちが辛抱しながら、一つ一つ勝ち点を積み上げてくれた。（結果は）百点満点。もっと苦しむと思っていた」

　―強さの原動力は。

　「団結力が女子サッカーの伝統で、こつこつと練習を積み重ねてきた。なかなか日の目を見なかったが、チャンスを彼女たちがものにした」

　―今後の予定や代表活動の再開時期は。

　「今年中に５０人ぐらいの候補を決める。再開時期は（来年の）２月。欧州視察も予定している。年内に行きたいが、来年３、４月にでも選手のコンディションを見られたらいい」

　―五輪に向けて。

　「もうワンランク、レベルを上げたい。北京五輪が終わった段階で選手たちは、一番光っているメダル目指して頑張っている。そこに導いていければいい」