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憲剛もアウト 右足親指付け根骨折で今季復帰難しく

[ 2011年9月1日 06:00 ]

<日本代表>骨折した状態で30日の練習を行っていた中村

 約10カ月ぶりに日本代表復帰を果たしたMF中村憲剛(30=川崎F)も31日、負傷離脱となることが決まった。日本サッカー協会によれば、この日の午前中に埼玉県内の病院で精密検査を受けた結果、右足親指付け根を亀裂骨折していることが判明。今季中の復帰も難しい状況で、2日の北朝鮮戦終了後にチームを離れることになった。

 骨折したのは8月28日の柏―川崎Fの試合中だった。その後、違和感を抱えながらも合宿に合流し、フルメニューをこなしていたが、痛みは消えず急きょ、検査を受けることとなった。本田の穴を埋めるべく、実戦練習では合宿初日からトップ下でプレー。ザッケローニ監督も「質が高い」と期待していただけに、チーム全体に与える衝撃は計りしれない。

 この日、中村は練習場に姿を見せなかった。だが本人の希望で北朝鮮戦までチームに残ることが決定。「W杯予選を含め、いろんな経験をしてきたのでチームに生かしたい」と話しており、側面からチームを支える覚悟だ。昨年のW杯南ア大会前も、あごを骨折し、離脱を余儀なくされた中村。大事なW杯予選を目前にまたもアクシデントに見舞われた。

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2011年9月1日のニュース