なでしこジャパンに国民栄誉賞決まった！

　政府は１日、サッカーの女子ワールドカップ（Ｗ杯）で初優勝した「なでしこジャパン」に対して国民栄誉賞を授与する方針を決めた。２日の閣僚懇談会で枝野幸男官房長官が報告後、記者会見で正式発表する。栄誉賞は１９例目で、団体の受賞は初めてとなる。

　国民栄誉賞授与は枝野氏が７月２５日の会見で意向を表明。政府は関係者らの意見を踏まえて最終調整を進めていた。

　なでしこジャパンは、Ｗ杯決勝で３度目の優勝を狙った米国を破り初優勝。国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）が主催する大会での日本の優勝は男女を通じて史上初めてで、与野党からも「東日本大震災で苦しむ日本に多くの感動を与えてくれた」として、国民栄誉賞に推す声が上がっていた。

　国民栄誉賞は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える顕著な業績があった者」が対象。これまでプロ野球の王貞治氏や歌手の故美空ひばりさんら計１８人が受賞。最近では２００９年１２月に俳優の故森繁久弥さんに贈られた。