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なでしこに国民栄誉賞!枝野官房長官「国民に感動と勇気与えた」

[ 2011年8月2日 10:01 ]

女子W杯で初優勝を飾ったなでしこジャパン。団体としては初めて国民栄誉賞を受賞した

 枝野幸男官房長官は2日午前の記者会見で、サッカーの女子W杯で初優勝した「なでしこジャパン」に対する国民栄誉賞授与を正式に発表した。国民栄誉賞は19例目で、団体の受賞は初めて。18日に首相官邸で表彰式を行う。枝野氏は会見に先立つ閣僚懇談会で、女子サッカーに対する支援拡充を検討するよう高木義明文部科学相に指示した。

 国際サッカー連盟(FIFA)主催大会での日本の優勝は、男女を通じ史上初の快挙。日本国内では「なでしこフィーバー」がわき起こり、国民栄誉賞の対象となる「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える顕著な業績があった者」にふさわしいと判断した。

 枝野氏は「最後まであきらめないひたむきな姿勢が国民にさわやかな感動と、東日本大震災などの困難に立ち向かう勇気を与えた」と授与理由を説明した。

 7月25日の会見で枝野氏は、なでしこジャパンに国民栄誉賞を授与する意向を表明。政府が最終調整を進めていた。

 国民栄誉賞は、これまでプロ野球の王貞治氏や歌手の故美空ひばりさん、マラソンの高橋尚子さんら計18人が受賞。最近では2009年12月に俳優の故森繁久弥さんに贈られた。

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