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復興祈り…なでしこ、五輪は「絆」の新ユニホーム!

[ 2011年8月2日 06:00 ]

来年から着用される日本代表ユニホームのイメージ(左は男子、右は女子)

 復興ユニホームで金メダル奪取だ。なでしこジャパン、ザックジャパンなどが来年から着用する新ユニホームに「絆」をテーマとしたデザインが採用されることが1日、分かった。ダークブルー基調でシャツ前面の中央に「絆」をイメージした赤いラインが入る。男女全カテゴリーの日本代表共通のデザインで、日本サッカー界を挙げて東日本大震災からの復興を支援する意志が込められる。

 日本代表の新ユニホームが判明した。現在のものよりも濃いめのダークブルーが基調で、最大のポイントはシャツ前面の中央部に入る縦の赤いライン。日本協会関係者は「“1本の絆”をイメージしてデザインされた。東日本大震災からの復興には、まだまだ時間がかかる。サッカー界を挙げて、支援活動を継続していこうという意志の表れ」と説明した。

 全カテゴリー共通のデザインで女子はラインがピンクに変わる可能性もある。なでしこジャパンは予選突破すればこのユニホームでロンドン五輪を戦う。五輪は厳しい規定がありエンブレムなどは外される公算が大きいが、基本的にはこれが五輪の戦闘服になる。

 なでしこジャパンは女子W杯ドイツ大会で試合後に「世界中の友人たちへ、援助をありがとう」と英語のメッセージを書いた横断幕を掲げて場内を一周した。逆境をはねのけて優勝したこともあって、世界中がなでしこジャパンの快進撃と日本の復興を重ね合わせた。厳しい予選を勝ち抜き、ロンドンでも、復興に向けて一つになっている日本のシンボルとして、ピッチに立つことになる。

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