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鹿島 ACL控え5年ぶりの“黄金世代抜き”

[ 2011年5月21日 06:00 ]

ゴールを狙う岩政(右奥)

 鹿島が“黄金世代抜き”でアウェー浦和戦に臨む。コンディション不良で別メニュー調整中のMF小笠原は遠征に参加せず、DF新井場はベンチスタートが濃厚。MF本山、中田は故障で離脱している。GK曽ケ端は先発が確実だが、フィールド選手には黄金世代と呼ばれる79年組が1人もいない。06年8月30日の名古屋戦以来、約5年ぶりの非常事態に、DF岩政は「上の人がいないので自分の責任は増す。若い選手が多い中でしっかりとした試合をして結果を出すことが重要」と力を込めた。

 25日のACL決勝トーナメント1回戦FCソウル戦(ソウル)を見据えた采配である一方で、チームが世代交代の時期に差し掛かっているのも事実。小笠原、新井場の位置には増田、アレックスが入る。カシマスタジアムが復旧工事中で使用できないため、浦和側に頼み、ホームとアウェーの日程を入れ替えてもらった恩義もあるが、FW興梠は「レッズに勝って、ソウル戦に向かいたい」と目を光らせた。

 この日は浦和戦前日にもかかわらず、ACL公式ボールを使用して約1時間に及ぶPK練習を敢行。最近2年間負けていない得意の浦和戦を踏み台にして、FCソウル戦に弾みをつける。

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2011年5月21日のニュース