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“モウリーニョ2世”は不満「見どころの多い試合にならなかった」

[ 2011年5月19日 10:17 ]

<ポルト・ブラガ>試合終了の瞬間、跳び上がってガッツポーズするポルトのビラスボアス監督

欧州リーグ決勝 ポルト1―0ブラガ

(5月18日)
 ポルトガル対決を制して欧州のタイトルを奪還。33歳で史上最年少優勝監督となったポルトのビラスボアス監督は「個人的なことよりも、ポルトがまたカップを獲得できたことが重要だ」と喜びをかみしめた。

 相手ペースにはまりかけていた前半終了間際、FWファルカオが値千金の決勝ヘッド。準々決勝では2試合10得点、準決勝2試合では7ゴールを奪った華やかな攻撃は影を潜めたが、エースが決定的なチャンスをものにした。それでも、試合前に「スタイルを崩すなら死んだ方がまし。つまらない戦いはしない」と豪語していた指揮官にとっては不満が残る内容。試合後は「見どころの多い試合にならなかったのは残念」と振り返った。

 現在はレアル・マドリード(スペイン)を率いるモウリーニョ監督を長くスタッフとして支えた指揮官の信念は「監督は独裁者ではない。戦い方は選手の質で決まる」。就任1年目でチームを巧みに束ね、国内リーグ無敗優勝に続く2冠目を獲得した。

 モウリーニョ監督は8年前にポルトを率いてUEFA杯優勝。その翌年には欧州CLを制して名将への道を駆け上がった。“ポスト・モウリーニョ”として、チェルシー、インテル・ミラノなどの強豪から熱い視線を集める33歳は、来季も攻撃サッカーで欧州制覇に挑む。(共同)

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