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香川、宮市に負けない!U―22原口が猛アピール

[ 2011年5月19日 06:00 ]

J2岐阜との練習試合の前半にゴールを決める原口

練習試合 U―22日本代表2―0J2岐阜

(5月18日 豊田市運動公園陸上競技場)
 愛知県豊田市内で合宿中のU―22日本代表は最終日の18日、J2岐阜と練習試合(45分×2本)を行い、2―0で勝った。1本目に出場したMF原口元気(20=浦和)が1得点1アシストと活躍。ライバルが多い攻撃的MFの定位置奪取へ猛アピールした。6月19、23日にロンドン五輪アジア2次予選クウェート戦を戦う関塚ジャパンは今月下旬に再集合し、6月1日に新潟でU―22オーストラリア代表と親善試合を行う。

 浦和でも2戦連発中と好調の原口が魅せた。開始27分、センターライン付近でボールを奪い、ドリブルで中央を突破しゴール左隅に突き刺した。「シュートミスだったけど、ゴールはゴール」。16分のMF山本の先制点もアシスト。疲労のため30分間の出場にとどまった永井に代わりチームを引っ張った。前日に個別指導を行った関塚監督も「ポジションを変えながら、前への推進力になった」と高評価した。

 この世代の攻撃的MFには香川(ドルトムント)、宮市(フェイエノールト)、宇佐美(G大阪)ら豪華タレントがひしめく。「意識しても仕方ない。でも同世代には負けられない」と定位置獲得を目指す。この日の1得点1アシストはその第一歩だ。

 「世界の舞台に出たことがないから」。五輪に懸ける思いは強い。07年U―17W杯はメンバー漏れ。ユース年代は08年U―16アジア選手権で敗退。まだ世界大会を経験したことがない。「まずはJで活躍しないと(U―22日本代表に)呼ばれない。調子はいいのでキープして、さらに上げていきたい」。1カ月後のクウェート戦出場へ意気込んだ。

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2011年5月19日のニュース