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反応の鈍さに不満隠さない本田「おれが点を取れない」

[ 2010年8月25日 08:26 ]

途中出場した本田(左)

それでも異存なし 本田「別にCLのためにやっているわけではない」 

阿部が出発「また何かにチャレンジできるという思いがある」

交渉難航もキッパリ「遅れたと思っていない」

 【CSKAモスクワ2―1アノルトシス】行き詰まり状態の後半途中に登場した。「自分が出た試合は勝つ。常にそう思ってやっている」という本田は、果敢な突破で決勝点を呼び込んだ。それでも苦戦したチームの試合運びと、自身が無得点だったことに不満をあらわにした。
 夜でも気温30度、湿度89%の暑さだったが、軽快な身のこなしで攻撃のリズムをつくった。1―1の後半44分、自陣から縦に走ってパスを受け、複数の相手を引きつけて左へ出した。その流れに乗った味方の素早い展開から決勝点が生まれた。
 勝利への貢献だけに満足しないのが本田らしい。「自分が入って、ようやくチームが落ち着く。おれがボールキープして周りを押し上げられるけど、それではおれが点を取れない」。何度かゴール前へ抜けてラストパスを要求したが、周囲の反応は鈍かった。
 「今はCSKAの選手で、このチームのために全力を尽くす」と話したものの、現状では物足りないことを隠そうとしない。ハイレベルな戦いに飢える本田が受け入れたのは、予選突破という結果だけのようだった。(共同)

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2010年8月25日のニュース