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新監督交渉難航、進展なし…原委員長が代行監督

[ 2010年8月24日 17:56 ]

次期日本代表監督の選考経過について報告する、日本サッカー協会の原博実強化担当技術委員長。左は大仁邦弥副会長

 日本サッカー協会の原博実強化担当技術委員長は24日、東京都内で記者会見し、長期化している次期日本代表監督の選考経過について、現段階で監督決定に至っておらず、9月の国際親善試合2試合は原委員長が代行監督を務めると発表した。

 日本代表新監督は当初、15日前後の発表を目指していたが、条件面で折り合わずに難航。24日午前、交渉中の欧州から一時帰国した原委員長は、複数の候補者から最終回答を待っている状況を説明し「日本を一つ上のレベルに連れて行ってくれる指導者に決めたい」と強調。氏名は明かさなかったが、期限を設けず粘り強く交渉を継続する姿勢を示した。
 また、レアル・マドリード(スペイン)前監督のマヌエル・ペジェグリニ氏とオリンピアコス(ギリシャ)の監督に就任したエルネスト・バルベルデ氏との交渉が決裂していたことも公表した。
 日本代表は9月4日にパラグアイ戦(日産スタジアム)、同7日にはグアテマラ戦(長居陸上競技場)を控えており、代表メンバーは技術委員会主導で選考し、27日に発表する。

 ▼大仁邦弥・日本サッカー協会副会長の話 なかなか監督が決まらず、メディア、スポンサーの方にもご心配を掛けている。経緯を聞いたが、交渉が下手だから(決定が)延びているということではない。

 ▼原博実・日本サッカー協会強化担当技術委員長の話 何とかいい知らせを持ってこようと粘り強く交渉したが、残念ながら契約はできていない。発表できないことに責任を感じている。できるだけ早く、いい人を連れてきたい。

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2010年8月24日のニュース