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鹿島 詰め欠き、手痛い引き分け

[ 2010年8月14日 22:30 ]

 【鹿島1―1FC東京】鹿島らしからぬ詰めの甘さだった。1点リードの後半41分、フリーにしたFC東京の今野に決められ、痛恨の引き分け。勝ち点3が土壇場でスルリと逃げていった。

 前半27分、FKから興梠が決めて先制。前節の清水戦に敗れた反省から、球際の激しさとこぼれ球への反応を改善し、試合の主導権を握った。
 だが、岩政が「僕のサッカー人生の中で1、2番目ぐらいの苦しさだった」という気温28・4度、湿度82%の蒸し暑さの中で後半はパタリと足が止まった。失点シーンでは、後半にDFから守備的MFにポジションチェンジした今野に対し、誰も対応できなかった。
 リーグ史上初の通算350勝まであと1勝に迫りながら、2試合連続の足踏み。マルキーニョスが故障で不在の中、追加点を奪えなかったのも響いた。興梠は「マルキーニョスがいない分、僕らがもっと頑張らなきゃいけなかった」と疲れ切った様子だった。

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2010年8月14日のニュース