岩下復帰も好調チームに「焦る気持ちもある」

　左足甲のじん帯を損傷して離脱していた清水のＤＦ岩下が、２０日の練習でケガ後初めて全体練習に合流。２１日に行われるＵ―１９日本代表との練習試合で、１カ月ぶりに実戦復帰することになった。

　清水のディフェンスリーダーが帰ってくる。３月２０日の神戸戦で左足甲を負傷。精密検査の結果、手術は免れたものの、全治４週間の診断だった。開幕からわずか３試合で守備の要の離脱に不安は広がったが、ＤＦ平岡らの奮闘でチームはここまでリーグ戦７戦４失点。岩下は「チームの調子がいいので焦る必要はなかったが、みんなと一緒に波に乗りたいし、逆の意味で焦る気持ちもある」と本音を明かした。
　フィジカル中心のこの日の練習後は、居残りでボールを蹴った。左足のキックはまだ痛みが残っている。「（ケガが）よくなっているとは思えないが、やれなくはない」と岩下。長谷川監督は「中途半端な状態で戻らせたくないが、試合をやってリバウンドがなければ、浦和戦でベンチに入れるかどうかになる」と順調なら５月１日の浦和戦（エコパ）で復帰させる見通しを立てた。