守備崩壊…川崎Ｆ「ダサすぎる」４失点完敗

＜横浜・川崎Ｆ＞前半４０分、横浜・山瀬功治（左）にゴールを決められ、ぼう然とする川崎Ｆ・稲本潤一

　【川崎Ｆ０―４横浜】見るも無残な負けっぷり。初の開幕３連勝を逃した川崎Ｆイレブンはぼう然としていた。０７年９月２３日の柏戦以来となる４点差大敗。ＭＦ稲本は「完敗。それ以外にない」と厳しい表情だった。

　中盤でボールを支配され、プレスも効かない。前半８分、ＤＦ薗田のクリアが中途半端で横浜ＭＦ中村にミドルを浴び失点。同１２分にもＦＷ山瀬に決められた。薗田は「ダサすぎる」と反省。ＧＫ川島は「（中村のシュートは）最後のところで伸びてきた。ズルズル行かせないことが大事だったけど」と立て直せなかったことを悔やんだ。

　今季は公式戦５試合で１２失点。４―１―２―３の超攻撃的布陣にリスクは付き物とはいえ優勝争いするチームにとってはあまりに情けない数字。「集中力とカバーに差が出た。９０分集中しないと」と稲本。２３日には１次リーグ突破に黄信号がついているＡＣＬのメルボルン戦がある。落ち込んでいる暇はない。