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ピンチの連続…悪い癖に改善の兆しない浦和

[ 2010年3月21日 17:40 ]

 【浦和1―1山形】後半の浦和はピンチの連続だった。センターバックを務めるチーム最年長の山田暢は「バランスが崩れた。点を取りにいって、シュートで終わってくれればいいんだけど…」とうなだれた。1―1の引き分けにも、山形に幾度となく速攻を浴びたことで疲労の色は濃かった。

 勝ち越しの2点目を狙う浦和は、後半34分からMF鈴木に代えてFW高原を投入するなど、より一層前がかりになった。人数をかけてパスをつなぎ、両サイドバックも高い位置に顔を出した。
 しかし、シュートまではたどり着けずにボールを失い、一転して相手の速攻を食らうパターンを繰り返した。同39分には田代に決定的なヘディングシュートを打たれ、肝を冷やす場面もあった。
 昨季から続く悪い癖に改善の兆しがない。この日は昼夜の長さがほぼ同じとなる「春分の日」だったが、浦和自体は手応えよりも課題の方が圧倒的に多い印象を受ける。高原は「しっかりしたチームは同点になっても慌てない。チームとして完成していない」と自分たちの未熟さを認めた。

 ▼浦和・フィンケ監督 前半は試合を支配できたが、失点した場面は集中力を欠いていた。とても残念。勝ち点3を取りたかった。

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2010年3月21日のニュース