本田ロシア移籍へクラブ間で大筋合意

　オランダ１部ＶＶＶフェンロの日本代表ＭＦ本田圭佑（２３）がロシアリーグの強豪ＣＳＫＡモスクワに移籍することで両クラブが大筋合意に達した。

　２９日付のオランダ紙デ・リンブルハーによると、ＶＶＶフェンロのハイ・ベルデン会長は「妥協点を探っていた両クラブが基本合意に達した。詳細を詰めているところ」とコメントした。さらに同会長は「もう少し詰めるべき点があるが、おそらく水曜日（３０日）には解決するだろう」と年内に正式合意することを明言した。

　この合意に本田自身が同意すれば来年１月からＣＳＫＡモスクワでプレーすることになる。本田は「自分を本気で必要としてくれるクラブに行きたい」と話しており、クラブ間合意を受け入れる見込みで、移籍は決定的だ。

　本田は今季のリーグ戦全１８試合に先発し、６得点と活躍。ＰＳＶなどのビッグクラブも獲得に乗り出していたが、欧州チャンピオンズリーグで決勝トーナメントに進出したＣＳＫＡモスクワが正式にオファー。移籍金が折り合わずに交渉は難航したが、最終的には移籍金９００万ユーロ（約１１億９０００万円）で両クラブが歩み寄った。