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カカー、レアル移籍!打倒バルサ誓った

[ 2009年6月10日 06:00 ]

レアル・マドリード移籍が決まったカカーは笑顔で会見

 ACミランのブラジル代表MFカカー(27)のレアル・マドリード移籍が8日、両クラブから発表された。6年契約で移籍金は6800万ユーロ(約93億円)とみられ、01年にユベントスからレアル入りした元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン(36)の7500万ユーロ(約103億円)に次ぐ2番目の高額移籍となった。

 W杯南米予選出場のためブラジルに滞在中のカカーは、10日のパラグアイ戦の会場となるレシフェで会見。「選手として求めるものすべてを勝ち取ってきた。今回の移籍は新たなモチベーションになる」と力を込めた。

 カカーは07年にミランで欧州CLを制し、バロンドール(世界最優秀選手)など個人タイトルも独占。1月にはマンチェスターCから1億2000万ユーロ(約164億円)とも言われる移籍金でオファーを受けたが、クラブ愛を理由に残留した。だが、財政状態が悪化の一途をたどるミランが放出に前向きになると、カカーも「ミランの状況は完ぺきに理解している」とクラブの意をくんだ。また、レアルで“銀河系”の一員だったMFベッカムにも「最高のステップになる」と助言され、覚悟を決めた。

 「レアルはとても攻撃的なチームになっていくと思う。バルサ支配を終わらせたい」。新生レアルの象徴となる男が、バルセロナ撃破を力強く誓った。

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2009年6月10日のニュース