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極秘帰国…W杯あきらめない!小野がリハビリ開始

[ 2009年4月29日 06:00 ]

18日のドルトムント戦で相手に足を蹴られて負傷、痛みに顔をゆがめるボーフム・小野伸二

 右ひざ内側じん帯損傷で全治6週間の診断を受けたボーフムのMF小野伸二(29)が28日までに極秘帰国し、都内でリハビリを開始した。18日のドルトムント戦でスライディングした際に相手に足を蹴られて負傷。今季中の復帰が絶望的となり、クラブ側との話し合いの結果、家族のいる日本でリフレッシュしながら調整した方がプラスになると判断された。

 今季の小野はシーズン前半に右足首を痛め、出場機会が8試合と少なかったが、ドルトムント戦で今季初となる2試合連続の先発出場を果たすなど、終盤に調子を上げていた。順調に回復すれば5月中にも完治する見込み。6月下旬のボーフムの来季始動に合わせて、国内で調整することになる。
 小野は昨年8月20日の親善試合ウルグアイ戦で約2年2カ月ぶりに日本代表に復帰。その後、代表に選出されていないが、岡田監督からは「大枠には入っている」と期待されている。2月に就任した原技術委員長とは浦和時代に監督と選手の間柄だっただけに、約1カ月半の帰国中に会談を持つ可能性もある。
 ウルグアイ戦後に小野は「ドイツでポジションを獲らないと代表に呼ばれる可能性もない。地道にやりたい」と話し、10年W杯南アフリカ大会出場の望みを捨ててはいない。現役のフィールド選手では日本が出場した過去3度のW杯すべてに出場した唯一の存在。日本で万全の状態を整え、4度目のW杯出場に向けた勝負の1年に備える。

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2009年4月29日のニュース