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Jリーグ開幕目前なのに入場券届かない?

[ 2009年3月2日 20:51 ]

 Jリーグ開幕が7日に迫る中、一部のクラブで年間シート購入者などに入場券が届かない事態が予想されている。原因は、Jリーグが今季から導入する「ワンタッチパス」サービスで、入場券の代用となるICチップ内蔵カードの製造に遅れが出ているためだ。

 このカードをスタジアムに設置された機械に触れるだけで入場可能となり、その際の入場記録を蓄積してサービス向上にも役立てる計画がある。2011年までに全クラブが導入予定で、今季は1部(J1)、2部(J2)の計22クラブが取り入れた。
 だが、製造を委託されたJリーグエンタープライズの処理作業が遅れ、2月18日の納品予定だったものが3月1日現在、J1の1クラブとJ2の7クラブ計約3万3100人分が未納という。
 開幕に間に合わない可能性があると判断したクラブのうちJ1千葉は、紙の入場券を購入者に郵送して対応。その際の経費はクラブ側が負担しており、J1柏などは「Jエンタープライズに請求する」と憤っている。
 Jエンタープライズの桐竹賢総務部長は「クラブから送られてきたデータが予想より多く作業が遅れた。開幕に間に合うよう努力しているが、迷惑をかけた方には大変申し訳ない」と話している。

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2009年3月2日のニュース