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森本劇場だ!前半だけで1ゴール2アシスト

[ 2009年3月2日 06:00 ]

<パレルモ・カターニア>相手DFと競り合いながら左足でゴールを決める森本貴幸

 カターニアのFW森本貴幸(20)が1日のパレルモ戦で1得点2アシストの大活躍を見せ、チームに4カ月ぶりの2連勝と07年4月29日のウディネーゼ戦以来約1年10カ月ぶりとなるアウェー戦勝利をもたらした。

 4試合連続先発の森本が前半からいきなり主役を張った。07年の対戦では、暴動に巻き込まれた警察官が死亡する事件も起きているシチリア・ダービー。開始直後から“森本劇場”は始まった。

 まずは前半14分、左足からの柔らかいクロスでMFレデスマの先制ゴールをアシストすると、37分にはロングボールに抜け出して左足でゴール。さらに44分にはセンターサークル付近から頭でつないでFWマスカーラの40メートルループ弾を演出した。前半で1得点2アシスト。さらに森本にバックチャージを仕掛けたMFブレシアーノが前半15分に一発退場となるなど、まさに独り舞台だった。

 このプレーで右太腿を痛めた森本は前半で交代したが、チームは4―0で快勝。日本代表の岡田監督や原技術委員長も熱視線を送る若武者の身辺が、いよいよ騒がしくなりそうだ。(パレルモ・神尾光臣通信員)

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2009年3月2日のニュース