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【J1戦力分析】千葉 少数精鋭のポリバレント軍団

[ 2009年3月2日 07:31 ]

ユース時代を過ごした千葉に移籍した中後雅喜

 千葉は昨季最終戦で劇的な勝利を飾り、奇跡のJ1残留を果たした。昼田強化シニアマネジャー(SM)が「09年ということで、わくわくシーズンでいきたい」と一気に上位進出をもくろむ今季は、J1最少の23選手という“少数精鋭”で臨む。

 新人はゼロ。だが、昨年5月から指揮を執るミラー監督の要望を元に、鹿島から期限付き移籍のMF中後をはじめ他クラブから5人の獲得に成功した。補強テーマはオシム元監督が提唱したポリバレント。サイドバック(SB)からFWまでこなすMFアレックス、左右のSBとセンターバックを兼ねるDF和田ら万能型をそろえたのが「選手数は少ないが、選手層は厚い」と昼田SMが胸を張るゆえんだ。

 昨年は年間を通じてJ1残留争いの“主役”を演じた。だが、ミラー監督は「1位で終わりたい」と高い目標を掲げ、昼田SMも「最低でも勝ち点50(昨季8位相当)はいきたい」と鼻息も荒い。日本リーグ時代から唯一2部落ち経験のない名門。今季は伝統を引き継ぐだけでなく、上位にジャンプアップできるか注目だ。

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2009年3月2日のニュース