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また浦和…相次ぐ事故で三菱自工に影響も

[ 2009年3月2日 06:00 ]

 日本のトップ選手が引き起こした人身事故に、犬飼会長もショックを隠しきれなかった。1日に行われたJFAアカデミー福島の卒校式後、報道陣から浦和・高原の事故のことを知らされると「ケガをされた方は気の毒。はっきりしたことは分からないが残念。プレーヤーは常に見られているのだから、普段の生活からちゃんと気を配らないと」と神妙な面持ちで語った。

 浦和はオジェック元監督、DF内舘、DF堤と昨年3件の交通事故を引き起こし、埼玉県警の協力を得て交通講習会を開いた。藤口社長は「契約更改(交渉)のときにも交通事故に気をつけるように話していた」と言うが、今季の交通講習会の開催を準備していたところに事故は起きてしまった。信藤TDは「自動車メーカーなので気をつけていかないと」と筆頭株主の三菱自動車への影響も危ぐした。

 Jリーグ全体でも昨年は酒気帯び運転、下着窃盗事件など不祥事が相次いだ。鬼武チェアマンは「Jリーグは、極端に言えば存亡の危機にある」と危機感を募らせ、Jリーグ規約の罰則の改定にも乗り出したが、効果はなかった。Jリーグは繰り返された過ちにどう対応するのか注目される。

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2009年3月2日のニュース