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鬼武氏「申し訳ない」 我那覇にわびる

[ 2008年5月28日 19:09 ]

 Jリーグ1部(J1)川崎Fの我那覇和樹(27)がドーピング禁止規定違反でJリーグから受けた処分を無効とするスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定を受け、Jリーグの鬼武健二チェアマンは28日、東京都内で記者会見し「我那覇選手には1年間苦労をかけた。本当に申し訳なかった」と謝罪した。

 鬼武チェアマンは「最終責任はわたしにある」と話したが、自らの処分については「検討していく」と述べるにとどめた。Jリーグは我那覇が受けた6試合の出場停止の記録を抹消し、その間の出場給を補償することも今後検討する。
 Jリーグ側は今回のCASの裁定理由は「違反があったかどうか判断する必要がなく、制裁に値するものではなかった」という内容だったと発表。その上で、鬼武チェアマンは「(我那覇選手が)ドーピングか否かに言及されなかった。将来に禍根を残す」と懸念も示した。
 川崎に科した制裁金1000万円について、羽生英之事務局長は「クラブへの処分はドーピング違反があったとしての管理責任を問うた。今のところ返す論拠がない」との見解を示した。

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2008年5月28日のニュース