【競輪コラム】川上隆義 実力派ひしめく栃木で脚を磨く日々 S級でも楽しみな逸材

[ 2025年12月9日 04:40 ]

川上隆義
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 公営競技、JRAは年末のビッグレースへ向け大盛り上がり。ジャパンCでは欧州年度代表馬のカランダガンが20年ぶりの外国馬Vを達成。ボートレースのチャレンジCでは山口剛が15年ぶりのSG制覇。競輪祭では競走得点105点台の阿部拓真が優勝し、令和最大の下克上を成し遂げた。

 熱いレースに感化され、関東の新星・川上隆義が大舞台で走ることを目指す。地元の栃木は関東地区で最大級の勢力を築く。S班の真杉匠を筆頭に坂井洋、杉浦侑吾、長島大介と実力派が勢ぞろいの中、次世代のエースを目指し、川上も猛アピール。今期は5V。来期は初のS級昇格が決まっている。

 完全Vを飾った12月松阪初日では、突っ張り先行で別線を制して押し切り。ラインで上位独占を決めてテン良し、しまい良し。レース内容が良く、スケールの大きさを物語る。

 「突っ張る気でいた。来期も見据えて、まずは気持ちで負けないように」と納得の表情。強い信念を持って臨めば、結果も必然的についてくる。レースでは新人離れした落ち着きを放ち、状況に応じて先行、捲りを使い分けて白星を量産。謙虚な姿勢で決して現状には満足していない。

 「先行してもワンペースにならないように。後方に置かれても捲り一辺倒にならないよう、早めにカマしていけるように」と自らの課題を打ち明ける。S級での実戦を見据えて、戦法の引き出しを増やしている段階だ。

 強豪ぞろいの栃木県だけあって、練習環境は充実。セッティング面の向上を含めて、したたかに、貪欲にレベルアップを目指す。

 「練習では長島(大介)さんには1度も勝ったことがない。S級に行く前に1度は勝ちたい」と語気を強める。トップ級の先輩に胸を借りて進化を続ける日々。来年は、練習の成果を発揮してS級でも存在感を示す。(栗林 幸太郎)

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