【競輪コラム】車番の決定方法にもの申す 「抽選」か「結果」か シレッと決まってはもったいない

[ 2025年1月23日 04:40 ]

昨年の有馬記念、枠順抽選会。すでに恒例行事となっている
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 もっと公平に、もっと魅せられるはず!現在、選手の脚力向上とスピード化により初手が結果に直結する。その初手をほぼ決定づける「車番」は超重要。そんな車番の決定方法が、このままでいいのだろうか。

 現状、車番はミッドナイトを除き、番組編成委員が決定している。予想されるライン構成や、開催を通してなるべく平等になるよう決められる。ただ、大事な決勝で内の車番をもらえるか。また、地元が優遇され、逆に地元バンクがない選手は不利、など不満は出る。ファンも注目している車番が、しれっと決まるのはもったいない。

 個人的には「抽選」か「結果」で決めるのが良いと思う。

 「抽選」はいわゆる“ガラポン”。偏りは発生するかもしれないが、一番公平ではある。ビッグレースの決勝などで、その様子を配信すればファンも盛り上がるだろう。

 ボートレースのグランプリでは艇番の決定抽選をライブ配信。1万人超が、その様子にくぎ付けになっていた。競馬の有馬記念ではテレビ中継もある。昨年の静岡グランプリの車番は選択制だったが、発表があまりに味気なく、もったいなく感じた。抽選なら盛り上がるだろう。

 「結果」というのは選考順や開催中の車券貢献度によるもの。力の差があるA級では一層、レースを単調にしてしまうだろうが、力が拮抗しているビッグレースなら可能だろう。

 予選は選考順位順に内枠を与える。シリーズ中は着順にポイントをつけ、そのポイントによって準決、決勝と車番を決める。これなら誰も文句はなく納得だろう。

 「平等」は難しいが「公平」は可能。「抽選」ならファンに今までにないドキドキも与えられる。「結果」なら選手は1つ上の着順によりシビアになり、レースがエキサイティングになるはず。大事な車番だからこそ、決定方法を明確にするだけでも、ファンは盛り上がるに違いない。(渡辺 雄人)

 ◇渡辺 雄人(わたなべ・ゆうと)1995年(平7)6月10日生まれ、東京都出身の29歳。法大卒。18年4月入社、20年1月からレース部・競輪担当。22年は中央競馬との二刀流に挑戦。23年から再び競輪1本に。愛犬の名前は「ジャン」。今年は常に1番車の古性が年間G1全制覇をしてもおかしくないと思っている。

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