【取手競輪G2 「第8回ウィナーズカップ」3日目準決勝】(12R)脇本ねじ伏せる】

[ 2024年3月23日 03:30 ]

 取手競輪場で開催中の令和6年能登半島地震復興支援競輪・G2「第8回ウィナーズカップ」(優勝賞金2800万円)はきょう23日、3日目を迎え準決勝が行われる。10Rは今大会と好相性の清水裕友が犬伏湧也を目標に追い込むとみたが、深谷知広の逆転も十分で激戦ムード。11Rは同期の森田優弥に前を託す真杉匠と、古性優作で力の両立。12Rは脇本雄太が本領発揮のハイパワーでねじ伏せるとみた。

【10R・犬伏目標の清水】
 <10R> 総合力でリードする清水に期待したが激戦。ライン構成は犬伏―清水の中四国勢、松井―深谷―鈴木裕の南関勢、坂井―鈴木庸の関東勢、そして北津留と南が単騎戦になる。積極的に出るのは犬伏か松井で互角だが踏める距離の長さは犬伏が上回る。清水が松井の番手戦をこなして抜け出すとみた。深谷は松井の仕掛け次第で逆転十分。(7)(1)、(7)(4)が押さえ。北津留の捲りも差はない。
 (1)松井宏佑 出切ってからはペースを落とさないように踏んで、踏み切ることだけを考えた。自力勝負。
 (2)坂井洋 森田君が隙のない走りをしてくれた。自分のテクニック不足で後ろの河野さんにチャンスのある走りができなかった。2日間とも番手戦だったが体調はベストではない。自力で頑張る。
 (3)清水裕友 脚の軽さとか、そういうものは感じなかった。犬伏君の後ろ。
 (4)鈴木裕 初日は後方から4着まで届いたし調子は問題ない。南関3番手。
 (5)北津留翼 もう半車輪ぐらい出てほしい。車の出がいまいち。自力勝負。
 (6)南潤 できれば合わせたかったが、たまたま番手に入れた。付いて行くので必死だった。自力勝負。
 (7)深谷知広 真杉君とハウス(接触)して体が浮いた。ふがいない。その後もコースがなかった。松井君に任せる。
 (8)鈴木庸之 年齢も年齢なので初日よりも重かったが、勝ち上がっているので気分的にはいい。坂井君。
 (9)犬伏湧也 自力勝負。

【11R・復調真杉が主役】
 <11R> 毘沙門天賞を制した真杉が中心。ライン構成は森田―真杉の関東勢、窓場―古性の近畿勢、新山―阿部の北日本勢、藤井―皿屋の中部勢、そして河端が単騎戦になる。積極型がそろい激しい流れが予想されるが位置取りもこなせる森田が好機に仕掛けそうだ。真杉は森田目標にレースを運び、流れ次第では自ら踏み込んで勝機。古性は窓場次第で逆転十分。新山も仕掛け次第で差はない。
 (1)真杉匠 初手はあの位置が欲しくてこだわった。ハナを切ったわけではないが感触は悪くない。森田君に任せる。
 (2)古性優作 恐る恐るコースに入ったから最後は伸びなかった。窓場君へ。
 (3)新山響平 うまくペースで踏んだ。初日よりもマシになったが、もうひと粘りほしい。自力勝負。
 (4)窓場千加頼 先に仕掛けて、あとは後ろの稲川さんを信頼していた。しっかり踏み切れた。自力自在。
 (5)皿屋豊 車間を切りながら脚がいっぱいだった。初日(3着)に失敗したので1着が獲れて良かった。再度、藤井君に任せる。
 (6)阿部力也 たまたまコースが空いただけ。ツイていた。新山君に任せる。
 (7)藤井侑吾 力を出し切れば戦えると感じた。自分のタイミング、自分の行ける距離が分かってきた。自力勝負。
 (8)河端朋之 うまくスイッチできた。追いついてからは脚がたまらない状態だった。自力勝負。
 (9)森田優弥 うまく踏み上げられず重たい。自力。

【12R・脇本ねじ伏せる】
 <12R> 脚力上位の脇本に期待した。積極的に出るのは北井―松谷―新田の南関勢が有力。この強力な南関勢に伊藤―山田英の九州勢と佐々木―松浦が挑む流れになる。脇本はこの動きを見極め、自分のタイミングで踏み込んで首位。脇本マークは山田久。近況の動きから北井がペースに持ち込んでの粘り込みも十分で(2)=(9)が押さえ。松浦は前を任せる佐々木次第で直線伸びて逆転がある。
 (1)松浦悠士 (清水)裕友が強かった。車間が空いた分、脚を使っていて最後に行かれた。感触以上に脚力がない。佐々木君へ。
 (2)北井佑季 2日目のように先行できないレースもあるし、仕掛けどころを逃さないようにしたい。自力。
 (3)脇本雄太 前がごちゃごちゃして判断が遅れた。反省したい。自力勝負。
 (4)伊藤颯馬 前が離れているのが見えたので外に持ち出した。吸い込まれて頭まで届いた。自力勝負。
 (5)佐々木豪 清水さんの巻き返しが早く…。自力。
 (6)新田康仁 車輪が壊れたので、また感覚を探りながら調整して備えたい。松谷君の後ろ。
 (7)山田英明 前検日から喉がキツくて、せきが出る。いいとは言えないが集中はできている。伊藤君へ。
 (8)山田久徳 余裕があってしっかり1着が獲れた。感触は悪くないが、二予は南潤君のおかげ。脇本君。
 (9)松谷秀幸 初日の方が感覚としては良かった。踏んだりやめたりでキツかった。初日の感触に戻したいですね。北井君の後ろ。 

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