【取手競輪・G2「ウィナーズカップ」初日11R】古性優作が脇本の強さに脱帽「ロケットみたいだった」

[ 2024年3月21日 19:08 ]

2着スタートの古性優作
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 <取手初日11R>

 古性優作(33=大阪)は脇本雄太のロング捲りに食い下がる内容で2着。「脇本さんはスピードが違うなと。付いていてロケットみたいだった」と脇本の強さをこう表現した。

 打鐘過ぎの勝負どころで後方に置かれた脇本―古性の近畿コンビ。打鐘4コーナーで真杉匠が仕掛けて行くと、脇本は最終ホームから急加速。強風が吹き荒れるバンクを切り裂いてグイグイ捲り上げ、脇本は3コーナーで逃げた真杉をとらえた。

 直線は近畿両者のマッチレース。古性は懸命に差し脚を伸ばしたが、1/8輪届かなかった。引き上げてきた古性は「本当に脇本さんが強かった。風が強くて追走が難しかった。踏み出しも強烈だった」とぼうぜんとした表情で振り返った。

 初日は差すことができなかったが、古性はすぐさま修正ポイントを挙げる。「バック線から3コーナーの間合いの取り方をミスしてしまった。あそこが自分の下手なところ。風とかを考えてどこで詰まるのかどこで伸びるのか考えて隙がなく追走ができれば」。

 異次元のスピードを取り戻した脇本を差すにはハイレベルな追走技術が必要不可欠。初日は強風もあって脇本に“完敗”だったが、再度連係する2日目12Rの「毘沙門天賞」では修正力の高さを証明する差し脚を伸ばしてみせる。

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